天道おそるべし

今のカリスマ起業家とかカリスマ経営者を見てると、仕事ができて有能という点ではぶっちぎりで飛びぬけてるけど、傲慢で人に対して無慈悲と言う点でも際立ってる人多いですね。伊藤仁斎も言っていたけど、人が無慈悲なことをするのを見るのが一番悲しいです。社員に少しの落ち度があっても、逆鱗に触れたら即刻「クビ!」。その時、その社員も人間で、生活もあれば家族もあり、心もあればプライドもあるということは考えない。要は自分は神だと思ってるんですね。でもニセモノの神ですね。本当の神は慈悲深いから。

社員だって人間なんだから間違いはあるに決まってるじゃないですか。そこをうまく導いて育てるっていう風にはならないんですかね。自分が仕事が出来過ぎて優秀過ぎるから、他人が全員バカに見えるんだろうね。人の気持ちがわからない。

でも、無慈悲で傲慢って、神が、仏が、そして天道が、一番悲しむことなんですよ。そして最後には滅ぼされる。織田信長みたいにね。そう言えば、カリスマ経営者ってみんな信長っぽくない?

ところで慈悲と謙虚って、どんな宗教でも必ず説くことなんですよ。

「私はあなた方を軽蔑したりは致しません。あなた方は仏になられるでしょうから」

と言い続けた不軽菩薩は、カリスマ経営者からしたら即刻「クビ!」ですね。そういう僕も即「クビ!」というか、その前に採用されませんけど。

そして、世の中は因果応報なもので、「クビ!」にした者は、最後には天によって自分も「クビ!」にされるんですよ。

天道おそるべし。

これ、僕だけの意見じゃないですよ。儒学者はみんな言ってるし、歴史を知る者はみんな言ってる。新井白石もね。

愛と慈悲の導くままに

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