仏教の教えは草食動物の教え
投資って心を持ってかれちゃうんですよね。
そして心が神に(仏に)向かなくなる。
結局、一言で言うとそういうことですね。
やっぱりカネが人類の最大の敵、というか罠だったんだな。
道理でイブリース(悪魔)の必殺技であるわけだ。
さて、投資の話はこの辺にして、親鸞の話をまたしたくなってきたので、続けますが、自分が暴力で攻撃されたらどうするのかという問いに対して、親鸞は
「ひたすら逃げろ」
と説いていたと思います。つまり、
「逃げて、逃げて、逃げまくれ」
ですね。僕も前にそう書いた記憶が。親鸞の影響でしょうか。敵が武力で攻撃してきたらひたすら逃げる。
「三十六計、逃げるし如かず」
これは立派な戦術です。そもそも、仏教って絶対平和主義なんですよ。原始仏典を読んでいると、僧侶が歩くとき、いつも下ばっか向いているんですね。これってなぜかというと、歩くときに小さな虫を踏んで殺さないためです。仏教は殺生を嫌いますから、いつも虫を踏んで殺さないように気を付けて歩いていた。
虫一匹殺せない
これが仏教なんですよ。これじゃあ、人を殺せるわけがない。
だから、暴力で攻撃されたら逃げるしかない。これって完全に草食動物の教え、草食動物のストラテジーなんですね。じゃあ、いつも負けてばかりで、最後には滅びるか、というとそうこの世は単純ではない。草食動物がみんな絶滅したかというと、そんなことは全然なく、むしろ真っ先に絶滅するのは捕食者、肉食動物の方なんですよ。ライオンだったり、トラだったり、オオカミだったり。この世は思っているより奥が深いんです。
逃げるが勝ち
っていいますが、これって本当かもしれないな。
とはいえ、親鸞から何代か後になると、教団がでかくなりすぎて逃げるに逃げられなくなり、一向一揆とかいって戦国大名を手こずらせたり、すごい時には追い出したりしていますが。家康も信長もさんざん手こずった。
でも、それってやっぱり親鸞の教えとは違うと思うんですね。
まずは逃げて、逃げて、逃げまくって、それでもダメならその時はその時ですよ。その時どうするかは、御仏に聞いてみようと思ってます。
愛と慈悲の導くままに
コメント
コメントを投稿