すべての人は救われるのか~イスラム教編~
イスラム教はすべての人を救うのか?
マホメットに聞いてみたのですが、僕が
「アッラーはすべての人を救うはずです」
と言ったところ
「お前、それあまり言わない方がいいぞ。皆安心しきってしまうからな」
と言われました。
これはハディースの中で、預言者が、神がいかに慈悲深いお方であるかを、お気に入りの若い男に秘密裏に明かした後で言った言葉です。この
「お前、それあまり言わない方がいいぞ。皆安心しきってしまうからな」
という言葉は正確には「アッラーはすべての人を救う」という言葉に対する言葉ではなかったかもしれませんが、僕にはそう読めてしまいました。これまでもそうでしたが、僕は聖典をまったく個人的体験として、”体験的に”読んでしまっているので、教学的にはアウトでしょうが、”愛と慈悲の導くままに”進めば、そう読まざるを得なかったのです。
だいたい、あの偉大なる慈悲深きアッラーが、凡夫一人救えなくてどうしましょう。もし、どうしても、信じなければ救われないと言うなら、信じさせればいいだけの話です。あの偉大なる慈悲深きアッラーが、凡夫の心一つ変えられずにどうしましょう。今信じない人がいるのは、神が彼らを「かたくなにさせている」だけのことで、神がその気になったらすべての人に信仰心という恩寵を賜ることなどたやすいこと。現代においてわたしたちの多くが無信仰であるのも何かお考えがあってのことで、一時的なものに過ぎません。
僕にはアッラーが、「救う力があるのに救わない」などということがあるとは到底思われないのです。
「その気になれば救えるのに救わない」
あの慈悲深いアッラー(神)に限ってそんなことがあろうはずがない。思えば、ハディースやコーランの中に言葉を探すまでもなく、自明なことのように思われます。
ということで、イスラム教もすべての人を救うはずだ、と僕は思うわけです。
愛と慈悲の導くままに
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