一番悪い奴ら
自分の心の中に悪魔がいると白状しておきながら、すべての人の心の中に神が(仏が)いると言ったりして矛盾していますよね。
そうです。人間とは矛盾した存在なのです。
人の心の中には悪魔と神が同時に存在しているのです。
だから、100%悪人もいなければ、100%善人もいません。
どんなに善人に見える人間でも、かならずその人の心の中には悪魔がいる。そして、その闇の部分を暴き立ててスクープされたら、どんな人間もたちまち悪者に仕立て上げられてしまいます。
よく、週刊誌で有名人のスキャンダルが晒されているじゃないですか。そして、その人たちは偽善者で、実はとんでもない悪人だったと。
だいたいいつもそういう筋書きですけど、そして僕ら一般大衆はそれを見て留飲を下げていますけど。
でもね、もし自分が狙われてそれをやられたら、持ちこたえられる人なんて、この世に一人もいないと思います。少なくとも僕は3分と持ちませんね。たたけばいくらでもホコリが・・・
それが人間のあるがままの姿でしょ。
一番怖いのは、自分が潔癖だと思い込んでるやつらです。
一番怖いのは、やくざとマフィアとか、いかにも悪者って人じゃないんです。その人たちは自分たちがワルだって自覚してますから。
一番怖いのは、自分が絶対に正しいと思い込んでいる人。
つまり、政治的指導者とか、宗教的指導者とか、科学者です。
自分は間違いを犯さず、絶対的に正しいと思い込むと、他者に徹底的に無慈悲になれるんです。そして、何百万人もの人たちをガス室に送り込んで殺したり、テロで何千人も殺したり、原爆を開発して一瞬のうちに何十万人もの命を奪ったり・・・
やくざやマフィアにそんなことできますか。
一番悪い奴らは自分が一番正しいと思い込んでいる人
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