ベーシックインカム
借金ができない世の中になったら、生活に困ったらどうするのかという心配に対して、生活保護というセーフティーネットがあると言ったのですが、それよりもっと進んだ考え方が
「ベーシックインカム」
というものですね。これは生活に必要な基本的な支出を社会が支給するという制度で、まだ実現された国はないようですが、社会福祉が進んだヨーロッパの国々などでは議論が進んでいるようです。前に見てきたように、北欧や西側ヨーロッパ諸国では生活保護の捕捉率が高い。すべての国民に衣食住を保障しようという考えが国民全体に共有されているのでしょう。そうした国々から「ベーシックインカム」という発想が生まれるのもうなずける。
「足るを知る」仏を信じる者にとって
「少欲知足」を座右の銘にする者にとって
「ベーシックインカム」は極楽みたいなものですね。
天国は近づいたのかな。極楽浄土はもう近い。
ただしこれを実現するにはかなりの財源が必要となる。いきなりは無理かな。ならば一部現物支給との組み合わせはどうかな。コメが今高騰しているけどコメをつくれるのに作らせないから休耕地いっぱいあるんですよ。生産能力はまだまだあるんです。衣料も捨ててるし空き家もいっぱいあるし。現物をうまく分配する仕組みを組み合わせつつベーシックインカムに移行していくのは可能なんじゃないですかね。
でも、せっかく「ベーシックインカム」で健康で文化的な生活(「最低限度の」と憲法では付けますがこれ僕嫌い。健康で文化的だったら最高も最低もないんじゃないの。少欲知足的発想だけど)を送るためのお金が支給されても、速攻オンラインカジノに全額投入!たちまちスッてしまう、ってことになったらどうしましょう。そういう人には現物支給しかないですね。
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