生活保護の捕捉率
さて、次は「借金のない世の中にしたい」、ということについて考えていきたいと思います。借金ができなければ生活に行き詰った時どうすればいいのか、という不安はあるでしょう。そのためのセーフティーネットは必要ですね。日本では生活保護制度がそれにあたりますが、実際には利用しづらく、しかも近年は国や自治体の経費削減圧力の影響で「水際作戦」などといってさまざまな理由をつけてなるべく生活保護申請者を窓口で追い返すことが頻繁に起こっているようです。とにかく日本はヨーロッパなどに比べて生活保護の捕捉率が低いようですね。以下AIによる分析です。
”生活保護の捕捉率(生活保護を受ける資格がある人のうち、実際に受給している人の割合)は、国によって大きく異なります。以下に、各国の捕捉率と利用率(総人口に対する生活保護受給者の割合)を示します。
国名 | 捕捉率 | 利用率 |
---|---|---|
日本 | 15.3~18% | 1.6% |
ドイツ | 64.6% | 9.7% |
フランス | 91.6% | 5.7% |
イギリス | 47~90% | 9.2% |
スウェーデン | 82% | 4.5% |
これらのデータは、2010年の日弁連資料に基づいています。
日本の捕捉率が低い要因として、生活保護に対するスティグマ(恥の意識)や、制度に関する正確な情報の不足が挙げられます。
ただし、捕捉率に関する継続的な統計データは存在せず、これらの数値は推計値であることに留意が必要です。”
つまり、生活保護がきちんとセーフティーネットとして機能すれば借金のできない世の中になっても衣食住の確保は保たれます。だからお金に困っても、そして借金ができなくても、それで人生終わりではない。生活保護などのセーフティーネットからもう一度立ち直ることが可能なのです。また、可能な世の中にしたいと願っています。
AIもいいこと言ってくれてますね。
「生活保護に対するスティグマと制度に関する正確な情報の不足」
日本だけでなく世界全体で衣食住のセーフティーネットが構築されればいいのに。そしてそれは現在においてだって可能だと思っています。なぜなら衣食住は量的には今だって「足りている」のはこれまで見てきた通りだからです。あとは「分配の問題」なんですよね。
それにしても、日本のこの捕捉率の低さはどうですか。つまり本当に困っている人が利用できてないってことですよね。そうすると、その方々はどうしてんのかな。借金?借金したって返せないよね。そうしたら利息がついて借金が雪だるま式に増えて、余計金に困って「闇バイト」に応募。そしてその犯罪の矛先はわたしたち社会に向けられる。次に狙われるのはあなたかもしれない。結局他人事じゃないんですよ。
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