真の宗教の誕生
では、人類はいつからお金の虜になりはじめたのかというと、ここにソクラテスの言葉があります。
「君たちは自分のお金を増やすことばかり考えていて恥ずかしくないのか」
すでに紀元前5世紀にギリシャの哲学者にあきれられていました。僕はこれとほぼ同じ内容の言葉を仏典でも見たことがあります。つまり、このころにはすでに世界各地で人間はお金中毒になっていたということですね。近代の資本主義など待たずとも。そして、この時期は世界で高度な哲学、宗教が現れた時期とほぼ一致しているのです。ヨーロッパではギリシャ哲学、インドでは仏教やジャイナ教、中国では諸子百家等。そしてユダヤ教、キリスト教徒、イスラム教徒続く。(ただし、ユダヤ教の成立が人類がお金中毒になったのが契機かというと、ちょっと違うかもしれませんが。)
人類が自分が作り出したお金に夢中になり、お金の虜になり、お金を崇拝し、お金中毒になり、お金廃人になって不幸になっていくのを見ていられなくなって、憐れみ深い神は、仏は、
本当の幸せはこっちですよ
といって、この世に真の宗教というものを、世界各地に降ろしてくださったのではないでしょうか。
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